ヴォヤジャー・ショー:上海に舞い降りたルイ・ヴィトンの2024プレフォール ウィメンズ・コレクション

2024.04.24に投稿 • 3分
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メゾンに息づく「旅の真髄(こころ)」の精神を受け継ぐニコラ・ジェスキエールが、ルイ・ヴィトンで10年にわたり彼が紡いできたデザイン、発見、航海のストーリーを語り続ける2024プレフォール ウィメンズ・コレクションが、上海の龍美術館西岸館(ロン・ミュージアム・ウエストバンド)で発表されました。

今回ニコラ・ジェスキエールがデザインしたシルエットは、彼のこれまでのコレクションを思い起こさせながらも、その鮮やかな創造性によってメゾンの未来へと進む道を指し示すものとなりました。この初の「ヴォヤジャー・ショー」の雰囲気を決定づけたのが、コンテンポラリーアーティストのSun Yitianとのコラボレーション。彼女が生み出すプレイフルなアニマルたちのカラフルな世界が、自然に流れていくようなルックに命を吹き込みました。枠にとらわれない自由な色調とフォルムを高らかに謳うワードローブは、ショート丈とロング丈を組み合わせたり、フローラルプリントとストライプやチェックを交互に使ったりすることで、コントラスト溢れるものに仕上がっていました。豊かな色彩と遊び心溢れる作風が、この若手中国人アーティストのスタイルが醸し出すエネルギーをより魅力溢れるものにしています。

創業者ルイ・ヴィトンと彼の革新的なトランク作りのサヴォアフェールを物語るストーリーにアクセントを効かせていたのがアクセサリー。「プティット・マル」、「ツイスト」、「オンザゴー」、「ディアヌ」、「ループ」、「サイドトランク」、「アトランティス」、「ノエ」、「カンヌ」、「カメラボックス」などのシグネチャーアクセサリーがルックを引き立てました。「カプシーヌ」と「ドーフィーヌ」の両バッグは、新たな時代へと歩みを進め、ソフトサイドのバージョンで再登場しています。また、「スリム トランク」は、極めて印象的なデビューを飾ることで、ルイ・ヴィトンのアイコニックなバッグコレクションの仲間入りを果たし、それぞれが、ヘリテージをたゆまず刷新し続けるメゾンの証となっています。

アートコレクターである劉益謙(リウ・イーチェン)とその妻、王薇(ワン・ウェイ)によって設立された龍博物館(ロン・ミュージアム)は、中国最大の私立美術館であり、中国の伝統美術、近現代美術、文化大革命前後の美術の他、アジア、ヨーロッパなど世界各地の現代美術作品など、中国を代表する質の高いコレクションを所蔵しています。この美術館のあるがままのミニマリスト建築が、ニコラ・ジェスキエールが描くルイ・ヴィトンの女性像を発表するためのまたとない舞台を提供しました。

ヴォヤジャー・ショー:上海に舞い降りたルイ・ヴィトンの2024プレフォール ウィメンズ・コレクション の写真

Models wearing the looks